今現在働いている企業内や同業種内でスキルアップをして、より責任の大きい仕事に就きたい、資格を取得して、仕事の幅を拡げたい、などキャリアアップを目指す時にも資格取得は効果的です。実際の仕事で経験出来ることだけでは、知識や技術に偏りが生じてしまいがちです。そこで、資格取得のために学習をすれば、自分が現在している仕事を理論的/体系的に整理する事が可能になりますし、新たなスキル・知識を得られるので、仕事をするうえでの視野が広がり、判断力なども向上するでしょう。年功序列制度が崩れ、能力給の導入が進む今日では、能力を高め続けることがキャリアアップには不可欠になりつつあります。
企業内での昇進や昇給を目指すなら、まず、実務に直結した資格を取得すると良いと思います。経理部門なら簿記検定、不動産業界なら不動産鑑定士といった具合です。既に職場で得た予備知識があるので、比較的短期間で取得出来るというメリットも見逃せません。実務経験者は知識が頭の中で有機的に繋がり易いようです。
また、その企業が必要としている業務に関る資格を取得することも有効です。海外業務の拡大を図っている企業ならば、例えばTOEICテストで高得点を取ったり、中国語検定で上位級を取得することが、国際業務部門で責任の大きな仕事につくための手段のひとつになるでしょう。
その他、現在持っている資格と併せて別の資格を取得するダブルライセンスで、現在の業務の幅を拡げたり、仕事をこなすうえでの視野をより広くするという活かし方もあります。例えば、税理士には税務処理をこなす専門家としての能力だけでなく、経営に関するコンサルタント的な能力も求められています。そこで、社会保険労務士や中小企業診断士などの資格を併せて取得し、幅広いコンサルティング能力を養えば、より広範な業務を担う事が出来るようになります。
資格を選択するときには、今働いている企業あるいは業種でどんな人材が求められているか、求められていきそうなのか、自分の評価を高めるためにはどのような資格を取得するのが良いのか、といった点を良く考える事が大切です。
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