将来は自分の好きな分野などで独立開業をしたいと考えている人にとって、資格取得は大変有効です。その分野でやっていくための知識・技術が体系的に身につき、顧客に対して能力を客観的に証明する手段になるからです。
独立開業にあたっては、資格取得はあくまでも出発点ですが、取得後も知識を深めたり、別の資格も取得して業務の幅を拡げるなどの努力を重ねれば、収入が安定するとともに、事業の拡大にも繋がっていくでしょう。また、独立開業とまではいかなくても、自分の特技や好きなことを仕事に繋げ、サイドビジネスで副収入を得るという活かし方もあります。
資格取得を独立開業に活かす方法として、まず、業務独占資格の取得が挙げられます。資格を持つ者のみが業務に従事できる資格を業務独占資格といい、例えば司法書士、税理士、医師、建築士などがあります。そのなかには、不動産鑑定士や特許、商標などを特許庁へ出願代理を行なう弁理士など、近年需要が負うかしつつあるにも関らず、人材が不足している資格もあります。
また、中小企業診断士、社会保険労務士、ITコーディネーターなどを取得し、コンサルタントとして独立する方法もあります。
そのほか、将来は自分の好きな分野で店を持ちたい、と考えている方が、トリマーや調理師などの資格を取得したり、販売士1級を得て小売業に関する高度な知識を身につけるという手もあります。また、結婚・出産を契機に在宅での仕事を自分のペースで行ないたい場合、それまでに携わってきた分野、例えば語学やデザインなどに関する資格を取得して顧客獲得に役立てるという方法もあります。
資格を選択する際に大切なことは、自分が長く続けられそうな仕事を見出し、それに役立つ資格を取得することです。また、独立後も更なる学習や営業などをして、継続的に仕事が受注出来る状態にしておくための努力が求められることはいうまでもありません。 |